プレイヤー側に有利すぎるボーナス
オンラインカジノがここまで普及した要因の一つに、ボーナスという仕組みがあります。
ボーナスとは、プレイヤーが何らかの条件を満たした際に、カジノ側からプレイヤーにプレゼントされる、「カジノで使えるお金」です。
その額は、プレイヤーの行った行為によって変化します。
例えば、入金ボーナスであればプレイヤーが入金した際に、設定されたパーセンテージのボーナスが入金されます。
その他にも、プロモーションボーナスといって、そのカジノが指定した曜日や指定した期間で何らかのゲームを行うとボーナスがもらえるといった条件もあります。
その他、アカウント登録時にもらえるサインアップボーナスや、毎月貰えるマンスリーボーナスなど、様々なボーナスが存在しています。
また、特殊なボーナスとして一定数以上の賭けを行うともらえる「コンプ」という種類のボーナスもあります。
わかりやすく入金ボーナスでいうと、そのパーセンテージが50%だった場合、400ドル入金するとその50%である200ドルがボーナスとして支払われます。
つまり、あなたが賭けられる金額は600ドルという形になります。
最初の段階で元手が1.5倍になるということなのです。
ボーナスという制度をオンラインカジノが続ける理由
ここまでの話を聞くと、ボーナスという制度はプレイヤー側にとって天の恵みのような制度です。
「そんなにおいしい話は世の中には存在しないだろう」と思う人も多いと思いますが、その考えは正しいです。
確かに、ボーナスをもらうことによって軍資金は増えますが、その軍資金を使って稼いだお金を出金するためには、ある条件を満たさなければいけません。
その条件とは、「トータルの賭け金額」です。
指定されたゲームで、入金額+ボーナス額の10倍から30倍の金額を賭けなければ、そのボーナスを出金することはできないのです。
例えば、前の項目と同じ例で、400ドルの入金をして200ドルのボーナスをもらったとします。
すると、その時の最低出金条件は、30倍だとすると、600×30なので1万8000ドル。
つまり、180万円です。
180万円をスロットで使ったとすると、そのスロットのペイアウトが90%だとしても、期待値の上では、18万円の負けになってしまいます。
つまり、約2万円のボーナスと引き換えに18万円失ってしまう可能性があるということです。
ペイアウトの高いブラックジャックなどで最低出金条件を満たすということも可能ではありませんが、その際に加算される最低出金条件への蓄積金額は、かけた額の10%や20%などの低い数字になってしまいます。
ゲームによって、このパーセンテージは異なります。
なかにはゲームを行っても最低出金条件への金額の蓄積にならない除外ゲームというものや、ボーナスを貰った状態でプレイしてはいけない禁止ゲームというものもあります。
このようなルールの存在によって、カジノはボーナスを続けているのです。